今どきの就活用語
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インターンシップ
学生が在学中に一定期間、企業や官公庁などで職業体験すること。 実際の仕事やグループワークを体験することから、働くイメージを明確にし、将来の職業選択に生かすことができる。 職場見学から、業務体験、企画立案まで幅広い。 就業期間は短期の場合、1~3日間があり、長期の場合、夏休みなどを利用して1週間~1か月、半年を超すものもある。 社会人として必要な能力や知識を得ることもできる。
WEBエントリー
インターネットから企業の採用選考に応募すること。 多くの企業がWEBエントリーを受け付けているが、気軽にエントリーできるため、1人で数十社にエントリーする学生もいる。 そのためスケジュール管理が必要となる。
WEBテスト(ウェブテ)
会場に出向かず、自宅のパソコンなどからインターネット上で受ける試験のこと。 玉手箱やTG-WEB、SPIの「WEBテスティング」などがこれにあたる。 ペーパーテストとは要領が異なり、苦戦する学生もいるため、パソコンでの回答に慣れておくことが必要である。
SPI
企業の採用試験などに用いられる総合適性検査のこと。 採用選考の一つとして多くの企業が利用している。 言語、非言語の基礎能力検査と性格検査で構成されている。 マークシート形式で、筆記またはパソコンでの回答から性格と能力の要素の二領域を測定する。 SPI3が最新版。
エントリー
企業の採用サイトに個人情報を登録し、選考参加の意思表示をすること。 企業によりエントリー方法はさまざまであるため、注意が必要である。
エントリーシート(ES)
企業が採用を行う場合に、人材のヒアリングしたい内容をまとめた、独自の応募用紙のこと。 学生の個性や志望度を測るために、志望動機、自己PR、学生時代に力を入れたことや、白紙に自分を自由に表現することなどが問われる。 WEB入力方式や手書き方式があり、企業により異なる。 提出されたエントリーシートは、書類審査や面接における選考で用いられる。
お祈りメール
企業からメールで送られる不採用通知のこと。 不採用通知の末尾に「ますますのご活躍をお祈り申し上げます」などと書かれていることが多いため、こう呼ばれるようになった。
応募前職場見学
企業の担当者から「会社の概要や業務内容の説明」、実際に職場内を案内してもらい、 そこで「どのような仕事をしているのかの説明」など、応募希望者に対しての企業PR。 その会社に応募することを考えている場合、説明でわからないこと、また話に出てこなかったことなど、積極的に質問してみると良い。 質問を考えていくことや、企業側から見られている意識を忘れずにいることが大切である。
OB・OG訪問
興味のある業界や企業で働いている先輩を訪ね、実際の仕事内容、社内の雰囲気、 働きやすさなどインターネットではわからないことを知り、業界、企業研究を行うこと。 ゼミやサークルでの先輩との繋がりのほかにも、キャリアセンターで紹介している大学や、企業の人事部で紹介してくれる会社もある。
会社説明会
学生を対象に、企業が主催する説明会のこと。会社概要や採用情報、どんな人材を必要としているかなど、企業を受験するために必要なことを説明する。 説明会終了後に選考参加希望者が残り、引き続き一次選考(適性検査など)を実施する企業もある。 「企業説明会」「企業セミナー」も同様のことを指す。
学校推薦
学校から推薦枠がある企業への推薦状をもらい、応募する方法のこと。 大学側が企業に対して「その会社を第一志望に考えている、優秀な学生」を推薦するという意味も含まれる。 理工系では学校推薦も少なくないが、内定が出た場合、安易に辞退することができないというデメリットがある。 辞退した場合、翌年以降、大学にその企業の推薦枠が来なくなる可能性がある。 大学の信用を失墜させることに繋がり、後輩の就職の道を閉ざすことにもなりかねない。
企業合同就職フェア(合説)
大規模な会場に複数の企業が集まり、ブースに分かれて説明会をするイベントのこと。 行政団体や就職情報会社などが実施する。 企業合同就職フェアでは、企業ブースのほかに無料の個別就職相談コーナーがあり、就活生を手厚くサポートしている。 「合同企業説明会」も同様のことを指す。
キャリアセンター(就職課、就職部)
大学(大学院)・短大・高専・専修学校等の学生生活の取り組みや就職活動を通じキャリア開発の支援を行う部署のこと。 就職活動に関する応募書類の書き方や面接、小論文対策等の助言、企業の学内説明会やセミナーの開催、 インターンシップの紹介、悩み相談などを行っている。 また、企業の採用情報、求人票、OB・OGからの情報など就職活動に必要な情報を提供している。 ホームページなどで保護者向けに就職活動情報を提供している大学もある。
求人倍率
1人の求職者に対して、何件の求人があるかを示すもの。景気が良いときは高く、景気が悪いときは低くなる。 1倍を割り込むことは、求職者よりも求人件数が少ないことを意味する。 山口労働局ホームページに最新の求人倍率が掲載されている。
グループディスカッション(GD、グルディス)
採用選考の一つとして実施される集団討論のこと。 5~10人程度のグループで、与えられたテーマと制限時間のもと、他の参加者と自由に討論し、結論を導くというもの。 討論させるだけの場合もあれば、討論後にグループでの意見や考えを発表させる場合もある。 評価される能力は、積極性、リーダーシップ、協調性、コミュニケーション能力等。 必ずしも議論に勝った人物が通過するのではない。
グループ面接(グル面)
複数名で実施される集団面接のこと。 他の応募者の意見を聞く姿勢も見られている。
グループワーク(GW、グルワ)
ある課題に対してグループで話し合い、答えを出したりゲームしたりすること。 6人程度のグループで、30~40分で実施させることが多い。 課題についてグループで話し合った後、結論を模造紙にまとめて発表する場合が多い。 成果物の質を良くするためにチームに貢献する様子を観察される。
自己分析
どんな仕事がしたいのか、どんな仕事が向いているのかを認識するために、今までの人生を振り返り、 自分はどのような人間なのか、得意なことは何か、自分を探る作業のこと。 「学生生活で力を入れたこと」「失敗体験や成功体験から学んだこと」「どのように成長していきたいか」など。 方法はいろいろあるが、分析してまとめた内容は自己PRや、長所・短所の作成や面接に生かす。 家族や友人など周囲の人にインタビューすることで、自分についての気づきのきっかけとなることもある。
自由応募
自分で自由に希望する企業にエントリーする方法のこと。 文系学生のほとんどは、自由応募で就職活動を行う。 就活情報サイト等で募集が公開されており、誰でも自由に希望の業界や企業へ応募できるため、それだけ競争率も高くなる。 理工系学生は、制約の多い推薦を嫌い、自由応募でトライする学生が増えている。
就活(就職活動)
主に大学(大学院)・短大・高専・専修学校・高校等の卒業予定の方が、採用内定をもらうための、卒業前年から卒業年にかけての求職活動のこと。
就活情報サイト(就職情報サイト)
就職活動に関することを網羅する情報サイトのこと。 企業の採用情報の検索やエントリー、セミナー予約などが可能。 その他にも、やるべきことの情報収集や、スケジュール管理など就職活動に必要な情報を手に入れることができる。 多くの就活生が複数の就活情報サイトを利用しているが、多すぎる情報に戸惑うことがある。
新卒(新規卒業者)
その年に大学(大学院)・短大・高専・専修学校・高校等を卒業する学生のこと。 新卒採用に対して、「中途採用」「社会人採用」「経験者採用」などがある。
ソー活
FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアを利用した就職・採用活動のこと。 企業は採用情報や新製品情報などを発信し、学生の活動や対人関係を把握したりする。 学生は自分の情報を企業に向けて公開したり、企業側に積極的に質問したりする。 そういったことから、双方向のコミュニケーションを図ることができるというメリットがある。
第二新卒
新卒で就職をしたが数年の内に離職し、再び就職活動をする若手求職者のこと。
テストセンター(テスセン)
テスト会社が用意した会場に出向き、備え付けのパソコンを使い適性検査を受験する方式のこと。 受験者は事前予約が必要。 SPIの主流はテストセンターで実施されている。
内定
企業が応募者に対して「採用します」という意思表示をすること。 一般的には、内定通知によって労働契約が双方の合意により成立する。 入社を承諾する連絡をした後、内定承諾書や雇用契約書などに署名をすれば、正式に入社が決定する。 内定の連絡はさまざまあり、手紙やメールなどが一般的だが、口頭で連絡されることもある。 もし口頭だけの連絡が不安であれば、書面で報告をいただけるようにお願いする方法もある。
内々定
労働契約が締結される前段階のこと。 経団連の採用選考に関する指針により、10月1日以前に内定を出せないため、10月1日以降に内定を出すという企業からの約束のこと。 企業によっては「内々定通知書」や「内定承諾書」が送られてくる場合がある。
プレエントリー
企業に自分の個人情報を登録すること。 採用情報(会社説明会や選考日程、採用に関するお知らせ)や会社案内が送られてくる。 あくまでも事前申込の段階であるが、企業によっては「エントリー」同様に扱われる場合もある。
有効求人倍率
新規求人数(全国のハローワークで当月に受理された求人の数)に、前月から繰り越された求人数を加えた有効求人数と、 新規求職者数(全国のハローワークで当月に求職者登録を行った人数)に、前月から繰り越された求職者数を加えた有効求職者数から算出されるもの。
リクルーター
人事担当者以外で、採用を補助する目的で、学生と接触する社員のこと。 同じ大学の出身者や、学生の年齢に近い若手社員が多い。 どのように接触するかはさまざま。 リクルーターから突然電話やメールが来るケースや、OB・OG訪問をしてリクルーターを紹介してもらうなどのケースがある。 技術系学生の場合は教授や大学を通じて先方から連絡してくることが多い。 文系学生の場合はエントリーシート提出後や、会社説明会参加後に連絡してくるケースが一般的である。
リクルーター面接(リク面)
リクルーターと面会すること。 OB・OGから連絡をもらい、カフェなどで会って就職活動について話をする場合や、ある日突然連絡があり、 「当社の社員と1対1で対話をする時間を設けたい」と言われ面会の誘いがある場合がある。 建前上は面接ではないが、カフェや会議室で行われる事実上の面接である。
リクルートスーツ
就職活動の際に着用するスーツのこと。 スーツは黒、紺、濃いグレーなど無難な色が多い。 スーツの他にもシャツやベルト、靴、カバンなど一式揃えるために費用がかかる。 また、アイロン掛けやシャツの襟ぐり、袖口の汚れには注意し、清潔感や身嗜みを整えることが重要である。